赤ちゃんの発達に重要と言われる声かけ。
分かっていても声かけって難しいですよね。
声かけが苦手に感じる理由も「自分のボキャブラリーのなさにショック」「独り事みたいで空しい」などママによって様々です。
声かけがうまくできないために「自分はダメなママなのだ」と否定的になってしまうことも。
実は「声かけが苦手なママ」はたくさんいます。
私も声かけが苦手なママの一人でした
この記事では、声かけが苦手な私が実践した、簡単にできる「赤ちゃんへの声のかけ方」を紹介します。
声かけに不安がある方、声かけを難しいと感じる方の参考になれば幸いです。
赤ちゃんに自然に語りかける方法
自然にできる声かけは、身の回りのものを説明することです。
目に見えるものや、動作を言葉にするので、声かけの内容を無理やりに考える必要がありません。
疑問系で聞くことがないので、赤ちゃんの反応がなく空しい気持ちになることもありません。
- 目に見えるものを言葉にする
- 日常の動作を言葉にする
- ママの気持ちを言葉にする
目に見えるものを言葉にして声かけをする
テーブル、椅子、布団といった部屋の中にあるものや、散歩中に見えたものを言葉にしてみましょう。
ポイントは、子どもの目線で見えるものを選ぶこと。
実際に見ながら言葉を聞くことで、物の名前や数の数え方を覚えることに繋がります。
- テーブルの上に1つコップがあるね
- 天井に丸い電気がついているね
- 赤いお花が咲いているね
日常の動作を言葉にして声かけをする
日頃行っている家事や育児を言葉にしてみましょう。
赤ちゃんに声をかけてから家事を育児をするとで、赤ちゃんが「これから起こること」を想像できるようになります。
- ママはこれから洗濯物を干すよ
- いまからおむつを交換しようね
- パパとお散歩に出かけようか
私は、お散歩に行く前に「お散歩をするから靴下をはこう!」と必ず声をかけました。
すると、1歳を過ぎた頃から、娘がお散歩に行きたいときに「くつした!」というようになりました。
言葉を覚えてくれると、「赤ちゃんが何をしたいのか」「なんで泣いているのか」などが分かり、解決が早くなりました。
発語が増えると、育児が少しラクになるよ!
自分の気持ちを言葉にして声かけをする
自分が感じたことを言葉にしましょう。
「暑い」「涼しい」など、赤ちゃんも同じように感じられる声かけをするように心掛けましょう。
- 今日は日差しが強くて暑い日だね
- 風が吹くと涼しいね
- お風呂に入ると気持ちがいいね
赤ちゃんのベビーサインから話しかける方法
赤ちゃんからのサインをきっかけに声かけすることもできます。
日常の会話では、友人や同僚の様子をきっかけに会話が始まることもありますよね。
身の回りのものを説明するときと同じく、無理やり考える必要がないため、簡単に声をかけることができます。
また、赤ちゃんからのサインをきっかけに声かけをすると、赤ちゃんには「自分のことを見ていてくれている」という安心感も育まれます。
- 赤ちゃんの様子を言葉にする
- 赤ちゃんができたことを言葉にする
- 赤ちゃんの気持ちを想像して言葉にする
語りかけるかたちになるので、「反応がないのに話しかけるのはちょっと…」と思う方には難しい声かけになります。
少し大きくなってくると、声かけに反応してくれるようになるので、苦手な方は時期を遅らせて挑戦してみてください。
娘は、生後8ヵ月頃から声かけに反応してくれるようになったよ
赤ちゃんの様子を言葉にして声かけをする
まずは、目の前で赤ちゃんがしている動作について言葉にしてみましょう。
動かしている部位を言葉にしていあげることで、赤ちゃんが体の名前を覚えることができます。
- 目をパチパチさせているね。
- 背中に汗を書いているね。
- 足をバタバタさせているね。
赤ちゃんができたことを言葉にして声かけをする
赤ちゃんは日々たくさんのことができるようになっています。
些細なことでも、赤ちゃんができたことを言葉にしてみましょう。
身体の部位を細かく説明することで、声かけする言葉の数を自然に増やすことができます。
- 指を1本ずつ動かせるようになったね。
- 足を高くあげられるようになったね。
- 寝返りがスムーズにできるようになったね。
赤ちゃんの気持ちを想像して声かけをする
赤ちゃんの気持ちを付け加えると、声かけのレパートリーが増えます。
赤ちゃんの様子やできたことを言葉にするより、少し難しくなります。
声かけに慣れてきたら、チャレンジしてみましょう。
- 目をパチパチさせているね。何か気になるものがあったかな?
- 背中に汗を書いているね。今日は少し暑いかな?
- 足を動かせるようになると楽しいね。
声かけする言葉を増やす方法
赤ちゃんへの声かけも、ずっと行っていると単調になってきます。
声かけがマンネリ化してきたな…と感じたら次の3つを意識してみてください。
- 色を伝える
- 形を伝える
- 数を伝える
「色を伝える」ときのポイント
赤ちゃんは、月齢が上がるにつれて、赤・緑・青・黄と順番に認識できるようになります。
まずは認識しやすい赤色からはじめ、原色系の色を選んで声かけしましょう。
「形を伝える」ときのポイント
色と同じで形も月齢とともに認識できるようになります。
形の違いが分かるようになるのは生後6ヵ月頃からで、最初に分かるようになるのは「まる」と「しかく」です。
「さんかく」や「ほし」など、角のある形は1歳頃から取り入れるとよいです。
「数を伝える」ときのポイント
数を伝えるときは、ハンドサインを使うように心掛けましょう。
ハンドサインは、指で1、2を表すことです。
赤ちゃんがハンドサインを覚えてくれると、言葉が話せなくても意思疎通をすることができるため、育児が少しラクになります。
赤ちゃんへの声かけが苦手でも簡単に話しかける方法:まとめ
声かけが苦手な方は、まずは日常にあるものや動作を赤ちゃんに伝えてみましょう。
- 目に見るものを言葉にして語りかける
- 育児や家事の内容を語りかける
- 気持ちを言葉にして語りかける
声かけに慣れて来たら、少しずつ語りかける言葉を増やしていけるといいですね。
赤ちゃんへの声かけは、言葉の発達にとても大切です。
続けるためにも、気負いせずに簡単な声かけからやってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!